いちご畑

ケアと思考と日常について

介護は非効率なもの

私が従事しているのは、介護の中でも訪問介護訪問介護の中でも難病患者や障害者の方々の援助をするものだ。

 

介護保険を利用した高齢者の訪問介護とは異なり、利用者さんのお宅に数時間から10時間以上滞在する形になる。

泊まり込みで夜通し援助に入ることもある。

 

30分や1時間といった短時間ではない、長時間の援助においては、手際よく・効率よく動くことだけがいい援助とはいえない所がある。

 

服薬などの、時間が決まっているルーティン的な作業はともかく、先回りしてやってあげることは、時に利用者さんにマイナスの印象を与えることになる。

ヘルパーはあくまで本人の援助をしているのであり、本人になり代わっている訳ではない。

 

先回りすると気が利いているようにも思えるが(そう思ってもらえることもある)、利用者さんにとっては、自分の気持ちが置き去りにされ、行動を乗っ取られているように思われることもある。

 

本人の意志を確認する、指示が出るまで待つというのも、ヘルパーにとっては必要なことになってくる。

効率性や生産性重視とは違う価値観が、介護には存在するのである。